会期
7月16日(土曜)から9月4日(日曜)午前9時から午後5時まで
開催趣旨
本展は、2020年度に企画され、新型コロナウィルス感染症の影響により臨時休館したため全く公開できなかった同タイトルの特別展を、再度機会を得て改めて実施するものです。
2018年から2019年にかけて、北海道をテーマに抒情的な風景画を描き続けた相原求一朗(1918-99)の生誕100年・歿後20年を記念した回顧展が、川越・札幌・軽井沢を巡回しました。同展をきっかけに相原芸術に魅了されたファンは全国に広がり、アンコールの声をたびたびいただくようになりました。そこでこのたびは、新たにコレクションに加わったスケッチやデッサンの公開を兼ね、当館の所蔵作品で改めて相原の画業をたどります。
川越に拠点を置きながら、相原は毎年のように北海道を訪れ、心を揺さぶる風景を探し求めました。それは、戦時中の4年半を過ごした広大で寂寥とした満州の記憶を、北の大地に重ね合わせる行為でもありました。モノクロームの色調で描き留められた風景画は、理想化された相原の原風景と言ってよいでしょう。
本展では、「北の大地」「北の異郷」「神の風景」という3つの切り口から相原作品約50点を紹介し、その魅力に迫るとともに、相原の創作意欲をかき立てた原風景のエッセンスを探ります。
館蔵の相原作品を一挙に公開するのは開館以来初となります。この機会にどうぞご高覧ください。
開館時間
午前 9 時~午後 5 時(入場は午後 4 時 30 分まで)
休館日
月曜日(7 月 18 日は開館)、7 月 19 日(火)
観覧料
一般 500 円(400 円) 大高生 250 円(200 円) 中学生以下無料
*( )内は 20 名以上の団体料金
* 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をご持参の方、及 びその介護者1名は無料
*「川越きものの日」にちなみ、8 日、18 日、28 日に浴衣・着物で来館さ れた方は観覧料を二割引き致します(一般 400 円、大高生 200 円)
関連イベント
- 講演会「私の相原求一朗」
[話し手] 新井博(元相原求一朗生誕 100 年記念プロジェクト実行委員長)
[日 時] 8月28日(日)①午前11時~正午、②午後2時~3時
[場 所] アートホール 定 員 各25人(先着)
[申 込] 8月2日(火)午前9時から電話・ファクスで美術館まで - 実技講座「風景を描く-相原求一朗の声をききながら-」
[日 時]8月20日(土) 午前10時~午後4時
[講 師] 樺山祐和(新制作協会会員・武蔵野美術大学教授)
[場 所] 創作室
[定 員] 成人12人(抽選・油彩初心者優先)
[費 用] 3,000円(材料費)+観覧料
[申 込] 7月17日(日)~7月31日(日)の間に電話・ファクスで美術館まで - 担当学芸員によるスライドトーク
[日 時] 8月 6日(土) 午後 2時~
8月11日(木・祝) 午前11時~
8月21日(日) 午後 2時~ *手話通訳付き
[場 所 ] アートホール
[申 込 ] 不要
[定 員] 各25人(先着)
主催
川越市立美術館
助成
一般財団法人自治総合センター
後援
朝日新聞さいたま総局、埼玉新聞社、産経新聞さいたま総局、時事通信社さいたま支局、東京新聞さいたま支局、日本経済新聞社さいたま 支局、毎日新聞埼玉西支局、読売新聞さいたま支局、NHK さいたま放送局、 J:COM 東上・川越、テレ玉、FM NACK5
お問い合わせ
〒350-0053 川越市郭町2丁目30番地1
電話番号:049-228-8080(直通)
ファクス:049-228-7870
ホームページ:
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/tokubetutenji/toku-index.html